近ごろ「地ビール」がうまいらしい
しかし、各メーカーの技術の向上と、値段が高めでも独特の香り、コク、苦味に魅力を感じる“地ビール党”が近ごろ増えている。
●約270社が1500銘柄を生産
「日本地ビール協会」の小田良司会長はこう説明する。
「現在、地ビールメーカーは約270社で、合計1500銘柄が生産され、年間生産量は2万5000キロリットルです。ビール全体に占めるシェアは0.3%。地ビールブームのピークだった99年ごろは、310社ほどで、約1000銘柄あり、年間生産量は2万キロリットル弱。メーカーは減りましたが、銘柄数も生産量もシェアも増えています。各メーカーの技術力アップと、クセのある味を楽しめるファンが増えているのが背景になっています」
日本地ビール協会が主催する地ビールの祭典「ジャパン・ビアフェスティバル」(チケットを買えば、飲み放題)も98年の東京を皮切りに大阪、9月には横浜でも開催される。毎年、どこの会場も入場者を制限するほどの人気ぶり。
●ネット通販で買う個人客が急増
「いわて蔵ビール」を造っている岩手県一関市「世嬉の一酒造」の佐藤航醸造責任者はこう言う。
「年間16銘柄ほど、地ビールを造っています。売り上げは年間約8000万円と、最低だった2000年当時と比べて5000万円増えました。ネット通販で買う個人客が一番増えて、全体の取引の40%にまで達しています」
また、地ビールが売り物の東京と横浜の飲食店は300店ほどあるという。
●ゴクゴク飲んではダメ
地ビールのうまい飲み方について、東京・墨田区の地ビールパブ「麦酒倶楽部 POPEYE(ポパイ)」オーナー・青木辰男氏のアドバイスはこうだ。
「普通のビールのようにゴクゴク飲むのではなくて、少し飲んでは口の中で、香り、コク、苦味を味わってください。炭酸は弱めが多く、腹もそんなに膨らみません」
●人気ベスト3銘柄を飲んだ
店にある40種の地ビールのうち人気ベスト3は、山梨・富士桜高原「ヴァイツェン」、静岡ベアードビール「帝国IPA」、いわて蔵ビール「IPA」だ。
飲んでみた。
小麦入り「ヴァイツェン」はすっきり味。ホップが多い「帝国IPA」は苦味が強い。こちらもホップが多めの「IPA」は渋味が際立っていた。
Yahoo!ニュース - 日刊ゲンダイ - 近ごろ「地ビール」がうまいらしい
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